エッグシェルについて

エッグアートの主材料はもちろん卵の殻、つまりエッグシェルですが、うずらの卵からダチョウの卵まで、その殻の大きさのみならず、色も固さも様々です。

前列右端の卵が鶏卵で、各種エッグシェルの大きさが比較できるかと思います。
エッグアートで使用する代表的なエッグシェルとして、最後列の左から、レアー (Rhea)、オストリッチ(ダチョウ)、エミュ (Emu)、真ん中の列の右端がグース (ガチョウ)、左端がダブルヨーク(グースの卵で黄味が2つ入っているもの)、そして鶏卵の左前がクエール(うずら)の卵です。

エッグシェルの特徴について調べてみました。
まず、卵の殻である卵殻は卵の内部を保護する役目をしており、主な成分は炭酸カルシウムです。 鶏卵でいいますと、約94%が炭酸カルシウムでできており、他に炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、その他微量の有機物と水分が含まれています。
殻の厚さは0.26~0.38mmで、気孔と呼ばれる小さな穴が無数(7,000~17,000個)にあります。 この気孔で胚の呼吸に必要な酸素を取り入れ、内部で発生した水分や炭酸ガスを発散します。
また、新鮮な卵の表面がザラザラしているのは、クチクラという薄い膜で覆われているためで、これは微生物の侵入を防ぐ役目をしているそうです。
更に、卵殻の内側には卵殻膜という薄い皮があり、卵殻膜は、強い繊維質の物質で、主成分はタンパク質で、「外卵殻膜」と「内卵殻膜」の2層からなっているとのことです。
エッグアートを制作する上で、このようなエッグシェルの特徴を知っておくのも良いかもしれません。

グースなどのエッグシェルは海外から輸入することになりますが、通常エッグシェルは現地にて洗浄と消毒がなされています。
例えばアメリカではエッグシェルが消毒済みで検疫上問題ない旨の政府の輸出証明書(Export Certificate)を取得した上で輸出されます。
更にレアー(Rhea)のエッグシェルに関しては、ワシントン条約(CITES: Convention on International Trade inEndangered Species of Wild Fauna and Flora)で国際取引が規制される野生生物となっているため、輸入するには輸出国において特別な輸出証明書を公的機関で取得し、それを税関に提出しなければなりません。

エッグシェルは工業製品でなく自然の産物なので、色が変色していたり、形がいびつなものもあります。 良い作品を作る為に、基本的にエッグシェルを選別してから使用します。
エッグシェルの装飾に関しては、各種コーティング剤、絵の具、接着剤を使い、特に使用上の制限はありません。
壊れないように慎重に扱う必要はありますが、例えばトールペイントやデコパーシュで使用する材料などはすべて使えますので、比較的自由に装飾できます。
エッグシェルのそれぞれの形や色の特徴を生かしたデザインと装飾を施しながらエッグアートの作品を制作します。

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